リード動物病院｜福岡市にある犬猫専門の動物病院

小型犬や猫は高いところからジャンプしてうまく着地できなかった時や交通事故などで骨折してしまうことがあります。犬や猫は骨が小さいため骨折整復に使用するプレートやピンも小さくなります。特に骨が小さく、もろい小型犬の骨折治療は比較的難易度の高い手術です。

＜実際の症例＞

１歳のトイ・プードル。ソファから足を滑らせ当院に来院されました。

＜レントゲン検査＞

橈骨・尺骨ともに折れており、プレートを用いた整復手術について提案させていただきました。

＜治療＞

当院ではSYNTHES社が開発した『LCP(Locking Compression Plate）システム』を導入しています。従来のプレートにある問題点を克服し、骨折治療に伴う合併症リスク(骨癒合不全・ストレスシールディング・再骨折)を低減できる新しい治療法です。

このプレートを用いて、骨折の整復をおこない、５日後には足をつけるようになり無事帰宅しました。以下は骨折整復手術前と後のレントゲン画像です。

わんちゃん、ねこちゃんの歩き方がおかしい、痛がっている、ふらついているなど普段と違う様子がみられたら当院までご相談ください。