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リード動物病院

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会陰尿道造瘻(猫の尿道閉塞)

SURGERY

リード動物病院

会陰尿道造瘻(猫の尿道閉塞)

はじめに

会陰尿道造瘻術は一般的に雄猫の尿道閉塞の外科的救済処置としておこなわれている術式です。猫は若いときから尿路疾患が多く、特に男の子は解剖学的に尿道が長く、先が細いため尿路結石により閉塞したり慢性の炎症により狭窄を引き起こしやすいと言われています。尿路閉塞をそのまま放っておくと急性腎不全や、膀胱破裂などにより亡くなってしまうケースもあるため注意が必要です。現在では優れた療法食もあるので内科的に管理できれば手術を回避できる場合があります。

 

会陰尿道造瘻術

いくつかの術式が存在しますが、簡潔にいうと先端の狭窄した尿道を切除し、より太い尿道を引っ張ってきて、新たに尿道を開口する手術です。この手術が必要になる子は以前から頻尿や血尿を繰り返している子が多いです。尿道閉塞は最初は内科的に治療していくことが多く、治療に反応しない場合や、一旦よくなってもその後再発を繰り返していくうちに尿道が狭窄し、内科治療では管理が難しいときに会陰尿道造瘻術をおこないます。

 

以下に実際の症例を紹介します。手術中の写真を載せていますので苦手な方はご遠慮ください


<実際の症例>

4ヶ月のオスの子猫で毎日10回以上トイレに行き、尿が出づらそう、よく鳴くという主訴で来院されました。

当院来院時には排尿姿勢を示すものの、尿がほとんど出ておらず、尿道の出口はほとんど閉鎖した状態でした。そのため、会陰尿道造瘻術をおこない、膀胱に近い側の太い尿道をもとのおしっこが出る位置まで引っ張ってきて縫合しました。

術後は経過良好で、退院時にはしっかりと排尿もできるようになっており、現在まで尿道の再閉塞はなく他の猫ちゃんと同じような生活が送れているようです。

尿石症による尿道閉塞は早期に治療をおこなえば手術をしなくて済むケースが多いです。頻尿や血尿などわんちゃん・ねこちゃんに変わった様子があれば、すぐにかかりつけの病院に相談されてください。